岩手銀行、投資専門の子会社を新設へ 岩手県内初10月開業予定

 岩手銀行(岩山徹頭取)は、投資専門の子会社を新たに設立する。成長が期待される県内外の企業に投資するほか、協業で新たな事業を生み出し、同行の収益確保や地域課題解決につなげる。同行本店に本社を置く完全子会社で県内では初めて。10月の開業を予定する。

 新会社の資本金5千万円を同行が全額出資。社名は未定で、関係当局への申請を経て7月の設立を目指す。同行の行員がスタッフとして出向する。

 ファンドを立ち上げてデジタルトランスフォーメーション(DX)や、再生可能エネルギーなど成長可能性が高い県内外の企業に投資する。金融仲介にとどまらず、企業と同行グループの協業による新事業で収益を生み出し、蓄積したノウハウや新たな技術を業務効率化や社会課題の解決に生かす。

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