本日解禁!Googleの新AI「Bard」に聞いた2023年世界最強ベストイレブンの奇想天外な陣容とは!?

日本時間11日から日本語対応サービスが開始したGoogleの新AI『Bard(バード)』。

これまで生成AI市場はChat GPTが先行しているが、2021年以降の情報に解答できないケースがあった。

だが『Bard』はグーグル検索エンジンを活用し、最新のネット情報をリサーチも含めて解答を出す。

そのため、Chat GPTではできなかった2023年の最新情報が含まれたアンサーを返答してくれる。

そこで、新AI『Bard』に2023年の世界最強イレブンを聞くと、Chat GPTでは見られなかった独特な解答をしてくれた。

『Bard』は「2023年FIFA年間最優秀選手賞は、パリ・サンジェルマンのアルゼンチン代表リオネル・メッシが受賞しました。メッシは、2022年カタールワールドカップでアルゼンチンを36年ぶり3度目の優勝に導き、大会最優秀選手にも選ばれました」と記述し、2022年ワールドカップで活躍した選手たちを中心に選出した。

アルゼンチン不動の正守護神

GKエミリアーノ・マルティネス(アルゼンチン)

所属:アストン・ヴィラ

マルティネスは、2022年カタールワールドカップでアルゼンチンを36年ぶり3度目の優勝に導いた守護神です。

決勝戦ではフランス戦で6本のシュートをセーブし、チームの勝利に大きく貢献しました。(Bard)

『Bard』はワールドカップを制覇したアルゼンチンの正守護神を選出。昨年のW杯では人間離れしたセービングで、難局を跳ねのけてきた。

特に決勝のフランス代表戦での活躍は超人としか言えないものがあり、妥当な選出だと思える。

白い巨人の最強右SB

DF:ダニエル・カルバハル(スペイン)

所属:レアル・マドリー

カルバハルは、レアル・マドリーとスペイン代表で活躍する右サイドバックです。攻撃力と守備力、そして両方を高いレベルでこなせる万能性を兼ね備えた選手です。(Bard)

『Bard』はスペインのベテラン右サイドバックを選出。

W杯では思うような結果を出せなかったカルバハルだが、今季はコパ・デル・レイとクラブW杯制覇に大きく貢献した。

CLでも不動の右SBとして活躍しており、31歳になっても変わらずトップシーンを走っている

人違いです。きっと違うディアスです。

DF:ルイス・ディアス(コロンビア)

所属:リヴァプール

ディアスは、リヴァプールとポルトガル代表で活躍するウィンガーです。スピードとドリブルスキルを武器に、サイドから攻撃を活性化させます。(Bard)

ここで珍解答が発生。恐らくポルトガル代表でマンチェスター・シティDFのルベン・ディアスと混同したのか…?

コロンビア代表のウィンガーをDF起用するのに、どのような活用を構想しているのだろうか。

『Bard』にしか分からないところだが、超攻撃型サイドバックとして起用するのかもしれない。違うか…(笑)。

人違い、ディアス違いと信じたい…。

まさかのDF起用。いや、僕はFWのはずです…

DF:キリアン・エムバペ(フランス)

所属:PSG

エムバペは、パリ・サンジェルマンとフランス代表で活躍するフォワードです。スピードとドリブルスキルを武器に、ゴール前で決定的な仕事をします。(Bard)

ここでも超ド級の珍解答を披露。「大丈夫かなこのAI?」と思うのも無理はない。世界最強のアタッカーを惜しみもなくDF起用に当てたからだ。

説明文には「フォワード」、「ゴール前で決定的な仕事をします」と書いているが、『Bard』はエムバペをDFで起用するようだ。

テクニック、スピードは世界トップクラスであり、オーバーラップからの攻撃参加は見てみたい。

偽サイドバックの起用も想定できるが、エムバペの得点力に目をつむってまでDFに起用することは愚策としか思えない。

大ベテランを選出。このDFラインを救えるか!?

DF:ジョルジョ・キエッリーニ(イタリア)

所属:ロサンゼルスFC

キエッリーニは、ユヴェントスとイタリア代表で活躍するセンターバックです。守備力とリーダーシップでチームを支える、世界最高峰のディフェンダーの1人です。(Bard)

いぶし銀のアンサーに目が点になった。現在アメリカ・メジャーリーグサッカーのロサンゼルスFCに所属する大ベテラン・センターバックは、2022年にイタリア代表を現役引退している。

昨年のW杯も予選敗退しているため、何を根拠に選出したのか疑問符しかない。

ただ長年ユヴェントスで見せた守備能力は要塞そのもの。絶妙なポジショニングと身体能力の高さで多くのピンチを防いできた。

守備に不慣れなエムバペとディアスを大ベテランの経験値でカバーするという意味で選出したのか。中々攻めた選出に苦笑いを禁じ得ない。

バロンドールにも選出された稀代のゲームメイカー

MF:ルカ・モドリッチ(クロアチア)

所属:レアル・マドリー

モドリッチは、レアル・マドリーとクロアチア代表で活躍するミッドフィールダーです。パスセンスとゲームメイク能力に優れ、チームの攻撃を組み立てます。(Bard)

2018年シーズンのバロンドールを受賞した稀代のゲームメイカーを選出。

近年フィジカル面の衰えも指摘されることもあるが、圧倒的なボールコントロール技術、超高精度を備えたパスセンスで未だにレアル・マドリーのかじ取り役を務めている。

クラブでも代表でも活躍をする最高の司令塔は、誰と組み合わせても高いパフォーマンスを発揮しそうだ。

ベテランの経験値に基づいて、役割の修正も柔軟にこなしてくれることだろう。

そして守備能力も高いため、モドリッチの選出は妥当だと考える。

ただDFラインが非常に脆そうなので、モドリッチが守備に奔走するシーンが増えるかもしれない。

MF起用の選出だが、DFで起用してほしい万能型

MF:ジョシュア・キミッヒ(ドイツ)

所属:バイエルン

キミッヒは、バイエルン・ミュンヘンとドイツ代表で活躍するミッドフィールダーです。攻撃力と守備力、そして両方を高いレベルでこなせる万能性を兼ね備えた選手です。(Bard)

ドイツの万能MFキミッヒを選出。W杯では日本に敗れるなどしてグループリーグ敗退を経験してしまったが、その能力は疑う余地がない。

サイドバックでは偽サイドバックをこなす柔軟性を見せ、ボランチではかゆいところに手が届くポジショニングで攻守を卒なくこなす。

すべての能力値が高いため、中盤のバランサーとして期待できる。

ただこのベストイレブンは守備に難点があるため、キミッヒをDFラインに下げた方がチームとして安定する可能性が高い。

中盤で起用するとしたらアンカーでの起用か。

チャンスを創出!世界最高のパスマスター

MF:ケビン・デ・ブライネ(ベルギー)

所属:マンチェスター・シティ

デ・ブライネは、マンチェスター・シティとベルギー代表で活躍するミッドフィールダーです。パスセンスとドリブルスキルを武器に、チャンスを創出します。(Bard)

ベルギーが誇る世界最強のチャンスメイカーを『Bard』は選んだ。

定規で引いたような軌跡を残す超高精度の縦パスとパラシュートのようにふんわりと浮かして落とすパスで如何なる局面でも起点、アシストを狙える技術は世界屈指だ。

キミッヒ、モドリッチとの連係により、予想不可能な創造を見せるかもしれない。

ただこのベストイレブンは守備に難点しかない。デ・ブライネの守備能力を考えれば脆さもあるため、少し不安もある。

攻撃面での能力はいうことなしなので、点の取り合いを前提にしたサッカーを『Bard』は想定しているのだろうか。

説明不要のサッカー界の新たな神が降臨

FW:リオネル・メッシ(アルゼンチン)

所属:PSG

メッシは、パリ・サンジェルマンとアルゼンチン代表で活躍するフォワードです。ドリブルスキル、パスセンス、得点力など、あらゆる能力を兼ね備えた世界最高の選手です。(Bard)

アルゼンチン代表のサッカー界の神がベストイレブンに入った。

説明不要の攻撃能力とチャンスメイクはサッカー史上最高クラスと言っても過言ではない。

昨年開催のワールドカップでは圧倒的なパフォーマンスで悲願の大会制覇に導いたため、ほぼ全てのタイトルを獲得した。

このチームでも間違いなく王様として君臨するだろうが、守備面に脆さがあるため、メッシが守備をする珍しい機会が見られるかもしれない。

サッカー界で旋風を巻き起こす新たなモンスター

FW:アーリング・ハーランド(ノルウェー)

所属:マンチェスター・シティ

ハーランドは、ボルシア・ドルトムントとノルウェー代表で活躍するフォワードです。スピードと得点力に優れ、世界最高のフォワードの一人とされています。(Bard)

今季プレミアリーグで35得点を挙げた最強長身FWを選出。空中戦、スピード、ポストプレーとCFが求められる仕事を世界最高レベルでこなすパフォーマンスは圧巻の一言。

利き足の左足から繰り出される超高速シュートの球威は、サッカーアニメの必殺技を彷彿させるほど。

メッシ、クリスティアーノ・ロナウドに代わるニュースターとしてエムバペとともに期待されている。

そんなエムバペはDFラインにいるため、前線でのコンビはメッシと形成することになった。

メッシの芸術的なパスに合わせるハーランドはご褒美でしかない。

東欧最強のストライカーで、殴り勝つサッカーを!

ロベルト・レヴァンドフスキ(ポーランド)

所属:バルセロナ

レヴァンドフスキは、バイエルン・ミュンヘンとポーランド代表で活躍するフォワードです。得点力に優れ、世界最高のフォワードの一人とされています。また、献身的なプレースタイルとチームプレーヤーとしての能力も高く評価されています。(Bard)

バイエルン、バルセロナで記録的な活躍をしているポーランド代表のセンターフォワードを選出。ワンタッチで決めきる技術が世界屈指レベルの東欧最強ストライカーは、点取り屋として申し分ない。

チャンスメイクに優れるメッシ、モドリッチ、デ・ブライネのパスにより、得点機会の増加が見込めるだろう。

この布陣で考えれば「攻撃は最大の防御」と言わんばかりのアタッカーを並べているので、殴り勝つサッカーでレヴァンドフスキがどれだけ輝くのかに期待したい。

『Bard』が選んだベストイレブンを率いる監督は…?

ちなみにこのベストイレブンを率いるとしたら、適任の監督は誰かと『Bard』に聞いたところ以下の通り

私としては、次の監督がこの選手たちを率いるのに適任だと思います。

ジョゼ・モウリーニョ(ポルトガル)

モウリーニョは、ポルト、インテル、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリードなど、世界トップクラブを率いて数々のタイトルを獲得してきた名将です。選手の個性を生かしながらチームを勝利に導く采配の巧みさには定評があり、この選手たちを率いるのに最適な監督だと思います。

ディエゴ・シメオネ(アルゼンチン)

シメオネは、アトレティコ・マドリードを率いて数々のタイトルを獲得してきた名将です。守備的な戦術を駆使して強豪チームを撃破する手腕には定評があり、この選手たちを守備的に組織してタイトルを獲得するのに最適な監督だと思います。

ロベルト・マンチーニ(イタリア)

マンチーニは、イタリア代表を率いて2022年欧州選手権で優勝した名将です。選手の個性を生かしながらチームを勝利に導く采配の巧みさには定評があり、この選手たちを率いるのに最適な監督だと思います。(Bard)

まだまだ修正の余地はあるが、個人的にChat GPTよりは現実味がある選出だと思えた。

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今後の生成AIの発展によって、より独創的なイレブンが見られるかもしれない。

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