ウイルス除去名目で126万円 50代男性がニセ電話詐欺被害 大村署

 大村署は15日、大村市の50代無職男性が計126万円分の電子マネーをだまし取られるニセ電話詐欺(架空料金請求)事件が発生したと発表した。
 同署によると13日、男性のパソコンに警告音とともに「トロイの木馬に感染している」などのメッセージや電話番号が表示。連絡すると、片言の日本語で「ウィンドウズカスタマーセンター」の「ジャック・ウイリアムス」や「マイク・ミラー」を名乗る男から、「修理費用としてアップルギフトカードを買って」などと説明された。
 男性は5回にわたりコンビニで計126万円分の電子マネーを購入し、IDを相手に伝え、利用権をだまし取られた。不審に思った店員が110番し発覚した。同署は「『ギフトカードで支払えばウイルス除去できる』は全て詐欺」と注意を呼びかけている。

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