入居企業が100社を突破 花巻の起業・新事業支援3施設

花巻市の新事業創出基盤施設の起点となった市起業化支援センター。3施設に入居した企業は100社を突破した=同市二枚橋

 起業家や新事業に取り組む企業を支援する花巻市の基盤3施設に入居した企業が、100社を突破した。1996年の市起業化支援センター(同市二枚橋)設立以降、工場を貸すだけでなく、コーディネーターが伴走支援。「卒業」した企業が新工場を市内に建設する例も増えており、管理・運営する一般社団法人ビジネスサポート花巻(中島健次理事長)は、産業育成のさらなる好循環を目指す。

 同センターは、岩手県内初のインキュベート(創業支援)施設として市が開設。現在は隣接する賃貸工場、同市大通りの市ビジネスインキュベータと合わせた3施設を「新事業創出基盤施設」として同法人が運営する。

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