美保基地航空祭2023、ブルーインパルスの飛行時間、予行いつ タイムスケジュールや駐車場まとめ

Bー777(出典:防衛省航空自衛隊)
U-680A(出典:航空自衛隊)
C-1(出典:航空自衛隊)
C-130H(出典:航空自衛隊)
T-7(出典:航空自衛隊)
T-400(出典:航空自衛隊)
UH-60J(出典:航空自衛隊)
U-125A(出典:航空自衛隊)
CH-47J(出典:航空自衛隊)
写真を拡大 「美保基地航空祭」展示飛行のタイムスケジュール(出典:美保基地)
航空自衛隊のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」(出典:防衛省航空自衛隊)
写真を拡大 美保基地航空祭当日の駐車場(出典:美保基地)
写真を拡大 大型車、二輪車および障がい者等駐車場の利用(出典:美保基地)
写真を拡大 JR境線の時刻表

 航空自衛隊美保基地(鳥取県境港市)の航空祭は2023年5月28日、開かれる。今回は空自のアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」が登場する。ブルーインパルスの予行飛行を含めたスケジュール、駐車場などイベントに関する情報をまとめた。

目次

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 美保基地は西日本で唯一の輸送機部隊が所在する基地。C-2輸送機やKC-46A空中給油・輸送機が配備されている。隊員は約900人。長さ2500メートルの滑走路を持つ美保飛行場は、すべての機能を航空自衛隊が管理運営している。自衛隊と民間の共用飛行場に指定されており、「米子鬼太郎空港」というしても利用されている。この愛称はは境港市が漫画家・水木しげるさんの出身地であることにちなむ。また、基地内に陸上自衛隊美保分屯地と第8管区海上保安本部美保航空基地も所在している。

所在地:〒684-0053 鳥取県境港市小篠津町2258

航空祭イベント内容

 開催時間は午前9時から午後3時まで(一部は午後2時まで)。航空自衛隊の各種機体が地上展示され、C-2は機内も見ることができる。海上自衛隊のP-1、海上保安庁のDHC-8、AW-139に加え、陸上自衛隊の車両も披露する。また飲食売店やグッズ売店エリアが設けられ、物産展や野点、キッズトレインもある。

地上展示される航空機

【航空自衛隊】 Bー777 KC-46A ブルーインパルス U-680A E-2C/D U-4 C-1 C-130H T-7 T-400 UH-60J U-125A CH-47J 【海上自衛隊】 P-1 【海上保安庁】 DHC-8 AW-139

地上展示される航空機の種類

Bー777

平成31年4月1日よりB-747に替わり政府専用機としての運用を開始しました。B-747と比べて燃費が向上し、最大航続距離が長くなるなど、より環境に配慮した機体です。(出典:航空自衛隊)

KC-46A

KC-46Aは、令和3年10月に美保基地に配備された最新の空中給油・輸送機です。ボーイング767型機を開発母機としています。戦闘機からC-2型機を代表とする輸送機まで多くの航空機に対しての空中給油が可能で、大きな機内容積を活かした物資・人員輸送にも対応します。(出典:美保基地)

U-680A

U-125同様、「航空保安無線施設」の機能を点検する「飛行点検機」です。YS-11FCの後継機として、令和元年度に2機を取得、最後の機体が令和3年1月20日、入間基地に到着しました。航続距離が長く短距離での離着陸ができることから、南鳥島まで行ける数少ない航空機のひとつです。(出典:航空自衛隊)

E-2C/D

U-4は、指揮連絡、小型軽量貨物などの空輸、訓練支援などの効率化のため、平成7年度に2機導入された多用途支援機です。その後、8年度に1機、9年度に1機、10年度にも1機の調達が認められました。最新の計器表示システム、航法装置などを装備しており、米国ガルフストリーム社のビジネスジェット機ガルフストリームⅣと同型機で、高い整備性、信頼性を誇っています。(出典:航空自衛隊)

C-1

C-1輸送機は国産開発機で、その特色はローディング(積み込み)システムに配慮していることです。尾翼の下の後部扉が開いて、カーゴを積み込みパレットに載せれば、りゅう弾砲でもジープでも、短時間、能率的に搭載して空中投下が可能です。床に金属ロッドを立てれば担架も取り付けることができ、36人の患者の空輸ができます。通常人員なら60人、完全武装した空挺隊員なら45人収容できます。性能的には、短距離離着陸性の向上と、高空での高速性が図られています。(出典:航空自衛隊)

C-130H

国産C-1輸送機の補助用として、昭和56年度から購入することになった戦術輸送機。完全武装の空挺隊員64人(通常の搭載人員は92名)を乗せることができます。米国初のターボプロップ(エンジン名)実用輸送機で、「ハーキュリーズ」の名前で知られています。米空軍、海軍、海兵隊のほか、世界各国でも採用されています。(出典:航空自衛隊)

T-7

T-3の後継機として、平成12年度に選定された新初等練習機。特徴は、ターボプロップ・エンジン搭載による性能向上と騒音低減が図られていること、さらに冷房装置搭載とコックピットの居住性の向上が実現しています。12年度に2機を取得して以降、20年度までに49機取得しました。(出典:航空自衛隊)

T-400

T-400は、新人操縦者の養成増加に対応するとともに、輸送機、救難機など飛行教育の効率性や質を向上するために導入された基本操縦練習機。航空自衛隊の練習機としては初めての“並列座席型航空機”であり、輸送機や救難機など、多座席型航空機の基礎的な運航形態(クルー・コーディネーションと呼びます)の教育実施に適した航空機です。最新の計器表示システム、航法機器を装備しており、高い信頼性、整備性を有しています。平成7年、同機8機で3輸空41教育飛行隊を新しく編成しました。(出典:航空自衛隊)

UH-60J

救難ヘリコプターUH-60Jは、米国の多用途ヘリコプター UH-60Aの航空自衛隊救難機向けの改造機。赤外線暗視装置、気象レーダーや精密な慣性航法装置を搭載しているほか、航続距離が長いので救難可能区域も広く、ほぼ防空識別圏内をカバー、遭難者を生存可能時間内に救助できる区域が広がる、などの特徴を持っています。昭和63年度に3機の調達が開始され、最終的には40機取得の予定です。なお、このうちの5機は空中受油機能が付加され、機体右前方下部にプローブ・アンド・ドローグ式の空中受油装置(プローブ)と、操縦席内に燃料制御パネルが取付けられている。(出典:航空自衛隊)

U-125A

U-125Aは、救難捜索機MU-2の後継機と位置付けられています。MU-2に比べ、性能、能力ともに一段と向上しました。捜索レーダー、赤外線暗視装置の装備による捜索能力の向上、さらに援助物資投下機構を装備したことによって、遭難者に対する延命も含めた援助能力が向上したことが特徴です。近年は、作戦機の行動範囲が広がっており、それに対応した救難能力の強化を図ることができます。初号機は平成7年、航空自衛隊に納入されました。(出典:航空自衛隊)

CH-47J

CH-47Jは、航空基地間の幹線航空輸送を担う輸送ヘリコプター。主要航空基地と点在しているレーダーサイト等へ必要器材などを運びます。昭和59年の1機を皮切りに調達に着手、61年度に初号機を取得し、現在約15機を保有しています。なお、平成11年度以降の取得機については、大型燃料タンク、気象レーダー、地図表示装置、2重化慣性航法装置(GPS内蔵)、床レベリング装置などを装備しています。(出典:航空自衛隊)

展示飛行する航空機とタイムスケジュール

C-2(オープニングフライト):午前9時~午前9時5分 CHー47JA(訓練飛行):午前9時10分~午前9時15分 海上保安庁(訓練飛行):午前9時15分~午前9時30分 F-2(機動飛行):午前9時35分~午前9時45分 UH-60J、U125A(救難展示):午前9時45分~午前10時5分 KC-46A(航過飛行):午前10時10分~午前10時25分 C-2(編隊飛行、物科投下、空挺降下):午前10時35分~午前11時15分、午後1時~午後1時15分(エアーショーパターン)

ブルーインパルスいつ飛行

 ブルーインパルスとは、航空自衛隊のアクロバットチーム。3代目機種がT-4で、2代目機種T-2の後継機として採用され、1995年に松島基地の4空団11飛行隊として「T-4ブルーインパルスチーム」が誕生した。

 美保基地航空祭での登場は午後1時20分。午後1時50分までの30分間、フライト前に行う儀式「ウォークダウン」を行い、勇ましくスタートを切る。

 午後1時50分から午後2時30分までアクロバット飛行を披露。午後2時30分~午後2時45分にウォークダウンで締めくくる。

 他の機体の展示飛行を含め、天候などの理由によって内容の一部が予告なく変更される場合がある。

予行飛行いつ

 美保基地によると、ブルーインパルスの予行飛行は5月27日のおおむね午前10時前後に行われる。天候などの状況によっては時間変更、中止になる可能性があるという。また、予行飛行がある27日は美保基地は開放していない。

駐車場どこ、開場時間は

自家用車の場合

 美保基地航空祭では、基地南駐車場と国道431号沿いの駐車場の2カ所が利用可能。夕日ヶ丘・竜ヶ山付近の駐車場は、美保基地としては提供していないという。

 基地南駐車場から会場へは無料シャトルバスを運行。自転車、徒歩での移動はできない。431号沿い駐車場から基地への移動は徒歩になる。

 駐車場は、当日の午前7時の開場を予定。午後2時30分以降は駐車場に入れない。両駐車場への入場は、米子方面からの左折入場となっており、境港方面からの右折入場は不可。同様に退場時も左折退場とし、右折での退場はできない。

ハートフル駐車場を利用する場合

 ハートフル駐車場(障がい車等駐車場)を利用する場合は、基地北側の官舎通用門付近の係員の指示に従って入場する。障がい者手帳、母子手帳などを持参すること。利用可能時間は午前8時30分から午後3時まで。

自動二輪者を利用する場合

 原付バイクを含む自動二輪車は、基地北側の官舎通用門付近の駐輪場を使用する。駐輪場は芝生のため、転倒防止のための敷板などの利用を勧めている。利用可能時間は午前7時から午後3時30分まで。

公共交通機関の利用オススメ

 美保基地航空祭の当日は基地周辺で交通渋滞が予想されるとして、同基地は公共交通機関の利用検討を呼びかけている。鉄道を利用する場合はJR境線の米子空港駅が最寄り駅。

美保基地のSNSアカウント

航空自衛隊美保基地の公式ホームページ

航空自衛隊美保基地の公式Facebook

航空自衛隊美保基地の公式Twitter

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