茨城県神栖市は16日、今年4~5月の計2カ月分の生活保護費に誤支給があったと発表した。保護費は年齢区分によって算定額が変わるが、年齢更新をせずに前年度の年齢のまま算定していたことが原因という。
市によると、誤支給となったのは計40世帯42人。このうち過支給が35世帯36人で、総額21万3050円。不足は5世帯6人で、総額2万5800円。
生活保護システムの年度切り替えで4月1日に行うべき年齢更新を忘れ、従来実施していた口頭の申し送りなどもしていなかったという。
市は再発防止策として、年齢更新が手動切り替えという意識の共有を徹底するとともに、チェックリストを作成するとしている。