【カンボジア】ウイングとJRF提携、日本からの送金で[金融]

送金事業を手がけるジャパンレミットファイナンス(JRF、東京都港区)は、カンボジアの電子決済大手ウイング傘下の商業銀行ウイング・バンクと提携すると発表した。両社は、日本からカンボジアへの送金サービスに乗り出す。

JRFの10日付の発表によると、両社は1日にJRFの東京本社で、カンボジアのトゥイ・リー駐日大使立ち会いの下、覚書を締結した。JRFのプラットフォームを通じ、日本からカンボジア国内の代理店ウイング・キャッシュ・エクスプレスへの送金事業を開始する。手数料は1件当たり1,000円。ウイングはカンボジアの1万1,000カ所超で現金を引き出せる体制を整えているという。

両社は、「合法的な送金サービスを手がけ、送金手段の選択肢を増やすとともに、日本で働くカンボジア人と母国に住む家族間の金銭のやりとりなどに便宜を図りたい」とコメントした。日本では今年2月時点で、約1万7,000人のカンボジア人が就労している。

JRFは2011年9月の設立。日本と海外6カ国に営業拠点を設置し、アジア各国など160カ国・地域以上への送金事業を手がけている。

© 株式会社NNA