地元農産物の魅力知ろう 20日、道の駅みぶで農家が直売

「MIBU FARMERS MARKET実行委員会」のメンバー

 【壬生】町内の農家が作った農産物を持ち寄り、消費者に直接販売する「MIBU FARMERS MARKET(壬生ファーマーズマーケット)」が20日、国谷の道の駅みぶ内にある「みぶハイウェーパーク」で開かれる。町によると、道の駅で生産者が農産物を直接販売するイベントは初めて。主催団体代表の中村悠二(なかむらゆうじ)さん(37)は「生産者と直接話して楽しんだり、地元食材が入った加工品を味わったりしてほしい」と来場を呼びかけている。

 町内のイチゴ農家やシイタケ栽培会社社員、町商工会青年部員ら30~40代の計9人で構成する「MIBU FARMERS MARKET実行委員会」主催。

 生産者は、取引先に納品するため消費者と直接関わる機会が少ないが、生産者が店先に立ち、自身が作った野菜や果物を販売することがマーケットの目玉だ。消費者の反応をダイレクトに知ることができる上、会話を通じて農業への関心を高めてもらう狙いがある。

 開催は、町内で飲食店を経営する中村さんが、新型コロナウイルス禍の影響を受けた生産者を応援しようと取引先や商工会青年部のメンバーに声をかけたのがきっかけ。コロナ禍の行動制限が緩和され、「食」を通じたコミュニティーの場を若手中心でつくろうと1月から準備を進めてきた。

 当日は、イチゴやミニトマトなど農産物の直売や、蜂蜜やジャムなどの「みぶブランド」商品の販売、菌床シイタケの収穫体験などが行われる。シイタケ入りピザや商工会青年部員が作るグリーンカレー、小山北桜高によるかんぴょうミルクアイスなども会場で販売する。

 午前10時~午後3時。(問)同商工会青年部0282.82.0475。

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