朝市にイチゴシェイク出店 日光の高校生 REKITSUKU会議

いちごシェイクを販売するREKITSUKU会議のメンバーら(日光市提供)

 【日光】若者に地域への愛着を深めてもらう市の事業の一環として、今市、日光明峰の両高校の生徒らはこのほど、市内の朝市に出店した。生徒たちはイチゴシェイクを販売し、地域との交流を深めた。

 市は昨年度、地域への愛着心向上や若者に日光の魅力を考えてもらう事業「にっこうモソモソREKITSUKU会議」を実施。事業名は若者が妄想を膨らませ、歴史を創るとの思いを込めた。

 同事業には両校の生徒計8人が参加し、宇都宮大地域デザイン科学部地域デザインセンターユースの学生や地元住民らが協力。日光で実現したいことなどについて意見を交わす中で、朝市への出店が決まった。

 生徒らは地元飲食店の店主などからアドバイスを受け、日光産イチゴを使ったシェイクを考案。久次良町で開かれた「くじらの朝市」で販売したほか、eスポーツの体験ブースを設けた。

 市総合政策課の担当者は「行政だけではできない取り組みになり、地元の人と交流することで生徒たちにとっても良い社会勉強になったと思う」と話した。

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