交通安全プラカードをリレー 南砺・福光中→吉江中→市内中学「横断歩道は止まろう」 

プラカードを持ってドライバーに注意を促す生徒=南砺市荒木の市道沿い

 横断歩道の歩行者優先をドライバーにプラカードで訴える取り組みが16日、南砺市福光中から吉江中に引き継がれた。市交通安全協会は今後、プラカードを1年ごとに市内の中学校でリレーし、運動を市全域に広めていきたい考えだ。

 もともと旧南砺福光高が行っていた運動で、2021年12月にプラカードが福光中に受け継がれていた。

 16日朝に同市荒木の市道沿いで、福光中の宮川秀輝生徒会長(3年)から吉江中の大井川翔真生活委員長(同)に運動の引き継ぎが行われた。同校の生徒9人が歩道に並び、「横断歩道は止まろう」の文言が一文字ずつ記されたプラカードを、通行する乗用車に向けて掲げた。

 大井川委員長は「市役所前など、なかなか車が止まってくれない横断歩道があり、運動を通じてドライバーの意識を高めたい」と抱負を述べた。

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