秦野市が定住促進へお試し住宅 1戸を最長1週間提供へ 9月末までの利用の予約受け付け

内覧会で公開されたお試し住宅「miraie」=秦野市曽屋

 神奈川県秦野市は27日、同市曽屋の定住化促進住宅「ミライエ秦野」で、お試し住宅事業を開始する。移り住むきっかけにしてもらおうと、1戸を最長1週間提供する。体験料は1世帯一律1万円。市の特設サイトで、9月末までの利用の予約を受け付けている。

 同事業「miraie」は、「ミライエ秦野」の最上階6階の角部屋を活用。1LDKの間取りに、家具家電や調理器具ほか、インターネット環境などを完備。1階には子育て支援施設が併設され、コワーキングスペース(定員6人)も開設した。

 利用期間は2泊3日から最大6泊7日まで。対象は移住を検討する市外在住者で、ともに40歳以下の夫婦か、小学校卒業前までの子どものみがいる夫婦。

 同市では移住定住促進を目指し、2021年度からお試し住宅事業をスタートし、今回は第2弾。市交通住宅課は「秦野の良さをより知ってもらえたら」と呼びかけている。 

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