福井出身12歳の卓球少年がTリーグ参入の「金沢ポート」と選手契約 平塚健友、県勢男子で初

全日本選手権ホープスの部(小学6年以下)男子シングルスを制した平塚健友=2022年7月29日、兵庫県神戸市のグリーンアリーナ神戸(金沢ポート提供)

 卓球の国内最高峰リーグ・Tリーグの男子に2023~24年シーズンから新規参入するプロチーム「金沢ポート」(石川県金沢市)は5月16日、福井県の福井市宝永小学校出身の平塚健友(12)=石川県・金沢市城南中学校1年=と選手契約合意したと発表した。福井県卓球協会によると、県勢男子でTリーグ契約選手は初めて。

 平塚は昨年7月、全日本選手権ホープスの部(小学6年以下)男子シングルスで初優勝し、小学生日本一に輝いた。同12月の東アジアホープス大会では準優勝している。後方回転を中心に、強い回転をかけたボールを打ち返す「カット主戦型」で粘り強いプレーを持ち味とする。

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 3歳から卓球を始め、フェニックスクラブ(福井市)で腕を磨いた。今年4月に城南中に進学し、クラブ「遊学館ジュニア」(金沢市)などで練習を積んでいる。平塚は選手契約について「成長できる良い機会をいただき、とてもうれしい。プロ選手と試合ができるので、相手の戦術なども分析して学びたい」と話した。

 Tリーグ男子は今季7月に開幕。金沢と静岡の新規2チームを加え、計6チームで争われる。

 Tリーグの県勢は現在、小学時代にフェニックスクラブに所属していた女子の大藤沙月(福井県・大野市有終南小学校出身、日本ペイント)がいる。

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