リヴァプールは旗手怜央をミルナーの後釜として獲得せよ! 現地で指名される

2015年からリヴァプールを支えてきたジェームズ・ミルナーは37歳になった。彼は契約満了で退団し、ブライトンに移籍する可能性が高い。

そうしたなか、『Liverpool.com』は、リヴァプールは、ミルナーの後釜としてセルティックで活躍する旗手怜央を獲得すべきと提案している。

リヴァプールはこの夏、中盤に投資する必要がある。

スタメンのMFに攻撃材料が必要なだけでなく、ユルゲン・クロップ監督はオプションに深みを持たせつつ、必要な時にはステップアップできるような選手を確保する必要がある。

しかし、チームを強化するために特別に選手を獲得するのは難しい問題だ。選手たちは必ずしもベンチに座りたいとは思わないだろうし、オーナーであるフェンウェイ・スポーツ・グループの予算では、リヴァプールは移籍にあまりお金をかける余裕がないことを自覚しているはずだ。

クラブはポテンシャルがあり、あまり気付かれていない逸材を見つけなければならない。

そのような選手の一人が、旗手怜央かもしれない。

かつてセルティックでフィルヒル・ファンダイクが注目されたように、旗手は今やスコットランドで最高の選手の一人であり、セルティックの優勝に貢献した。

25歳のMFは今季8ゴール・10アシストとクラブの成功に貢献し、その粘り強いスタイルと優れたテクニックを兼ね備えた実に魅力的な選手である。旗手はリヴァプールの移籍レーダーに載るべきだ。

クロップ監督のプレッシングゲームに適した旗手は、ゲームをよく読み、中盤に安定感をもたらすだろう。また、前方を歩き回って相手のファイナルサードで危険な状況を作り出すなど典型的なボックス・トゥ・ボックスのMFである。

今季のスコットランドリーグでは守備的デュエルの勝率が58.95%。Wyscoutによれば、これはリーグ内のMFでトップ30に入っている。

(相手の守備を切り裂く)スマートパスに関しては、90分あたり1.74本を記録し、同ポジションのなかで3位につけている。プログレッシブパス(90分あたり7.99本)はトップ10に入り、90分平均のシュート数もリーグ内のMFで2番目に多い(2.21本)。

この日本人のタレントは、実にエキサイティングなMFだ。とりわけ、戦術的な成熟度と必要に応じて自分の役割を適応させる能力に恵まれている。

川崎フロンターレでサイドバックとしてプレーしたこともあるため、MFだけでなくサイドバックもこなせるし、一歩下がってアンカー役もこなせる。

リヴァプールはこの夏にミルナーを失うが、彼はクロップのチームにおいて、とてもバーサタイルなオプションだった。旗手は適切な価格でミルナーの抜け目ない後継者になり得る。

セルティックでのファンダイクのように、旗手は傑出した選手になっており、プレミアリーグへのステップアップの準備はできている。

適応には時間が必要だろうが、クロップのチームを補完し、絶対的に必要な深み(選手層)を提供するために、リヴァプールがこの夏に検討すべき人物であることは間違いない。

旗手はミルナーのようにMFとサイドバックをこなせるため後釜としてうってつけと太鼓判を押している。

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その旗手はミルナーと同じくブライトン移籍が噂されているが、果たして。

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