ミス日本の吉岡さん「運転中はスマホ触らないで」 西宮署の一日交通安全大使に就任、街頭で呼びかけ

一日交通安全大使の委嘱状を手にするミス日本の吉岡恵麻さん=西宮市高松町、阪急西宮ガーデンズ

 春の全国交通安全運動(11~20日)に合わせ、兵庫県・阪神間の警察署が啓発キャンペーンを展開している。県警西宮署では「ミス日本コンテスト2023」グランプリの吉岡恵麻さん(20)が一日交通安全大使に就任。尼崎市では保育園児やソフトボール日本代表選手らが街頭で交通安全を呼びかけた。

 吉岡さんは芦屋市出身で関西学院大3年生。県内出身では俳優の藤原紀香さん以来31年ぶり3人目のグランプリで、現在はミス日本の活動に取り組みつつアナウンサーを目指す。7日には阪急西宮ガーデンズ(西宮市高松町)で就任式があり、沢田義雄署長から委嘱状を受け取ると、啓発チラシを通行人に手渡し、「スマホを触りながらの運転は危険」などと呼びかけた。

 昨年1年間の人身事故が1166件と多発している尼崎市では、11日に阪神尼崎駅前で、みどり野保育園(同市東難波町1)の年長組16人が尼崎南署員らとともに「交通ルールを守って」とPR。12日には、「第3回アジア女子大学選手権大会」で優勝した日本代表で園田学園女子大ソフトボール部の保谷蓮さん(21)、中川唯さん(22)、飯島綾香さん(21)が尼崎北署の一日署長に就任。阪急塚口駅前で、譲り合いの気持ちを持つことなどを訴えた。(池田大介)

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