岩手会場の高校野球プラカードが新調 支援学校12校で制作

プラカードを入念にチェックする生徒たち

 岩手県を会場とした高校野球の大会で、選手入場に使われるプラカードが新調される。盛岡峰南高等支援学校(川崎広幸校長、生徒91人)を中心に県内の特別支援学校12校が制作。6月6日、盛岡市のきたぎんボールパークで行われる第70回春季東北地区大会開会式の入場行進でお披露目される。

 教室にくぎをたたく音が響く。16日は同校加工生産科木工班の2、3年生7人が木製の部品を組み合わせたり、校名が記される板に白いペンキを塗ったりした。

 完成が近づき、入念に出来栄えをチェックした3年の成田翼さんは「最初は自分たちで本当に作れるか不安だったが、形になってきた。実際に使ってもらえると思うとうれしい」と笑顔を見せた。

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