道路での危険箇所や注意点を体感する自転車のシミュレーターを使った交通安全教室が16日、山形市の県高度技術研究開発センターで開かれ、参加者が安全運転について理解を深めた。
山形署が企画し、山形地区交通安全協会の役員約50人が参加した。シミュレーターに備え付けられた自転車のペダルをこぐと、画面の風景が同調して動く仕組み。参加者は、見通しの悪い交差点の走行や発進時の後方確認といった複数場面を疑似体験し、事故回避のポイントを学んだ。
乗車体験した同協会大曽根支部長の岸良一さん(65)は「予期せぬことを想定し運転する大切さを改めて感じた」と話し、事故防止への決意を新たにしていた。