広島カープ 秋山翔吾 NPB 1500安打達成 DeNA戦 序盤に猛攻 バウアーをKO 床田寛樹 粘投で負けなし4勝目

セ・リーグ3位の広島カープは16日、2位のDeNAを相手に打線が爆発して勝利しました。その中軸を担う 秋山翔吾 が、今シーズン2度目の4安打の大活躍でNPB通算1500安打を達成しました。

広島サミット開催に伴う長期遠征の前半を5勝1敗で折り返して、迎えた2位・DeNAとの3連戦の初戦。前回、来日初勝利を献上したサイ・ヤング賞投手のバウアー攻略へ闘志を燃やす新井カープは、初回、1アウトから2番・野間峻祥 。153キロのストレートを打ち返し、ライトフェンス直撃のツーベースヒット。チャンスを作ります。しかし、走塁時に脚にアクシデントが発生。野間は無念の交代となりました。

嫌な雰囲気が漂う中、カープへの流れを加速させたのが、3番の秋山でした。タイムリー2塁打。「初回からいい先制点が取れて、よかった」とチームに勢いを与えます。

さらに1点を加え、5番・西川龍馬。打った瞬間、確信の当たり。3試合ぶりの第5号ホームランはツーランとなり、カープは初回に4点を奪います。

続く2回、1点を追加して、なおもランナー2塁・1塁のチャンスで再び秋山。レフト前へうまく運び、2打席連続のタイムリーヒット。6対0とリードを広げます。

さらにマクブルームにも2打席連続のタイムリーが飛び出し、2イニングで7得点。バウアーをノックアウトします。

勢いに乗った秋山は、もう止まりません。4回、記念すべき一打を放ちます。セカンドへの内野安打で3安打目。そして、NPB通算1500安打達成となりました。出場1286試合で1500安打は史上、7番目の早さです。

さらに秋山は、7回の第4打席、この日、4本目のヒットを放ち、1500安打は通過点であることを印象付けました。

一方、序盤から大量援護を受けた先発の 床田寛樹。防御率1点台の左腕は、8安打を許し、調子はよくなかった中でもフォアボールはゼロ。今シーズン最多の109球を投げ、7回を3失点にまとめました。

終盤、DeNAが2点差まで迫りましたが、最後は 矢崎拓也 がセーブを挙げ、床田は開幕から無傷の4連勝。2位・DeNAとのゲーム差を0.5に縮めました。

広島カープ 秋山翔吾 選手
「地元が神奈川だということで、2週間、たいへんなロードですが、思い出に残る1本になったかなと思います。1本打つごとにチームにチャンスが作れると思うので、それを積み重ねていけるようにがんばっていきたい」

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