スタントマンが交通事故を再現する交通安全教室が12日、大津市本堅田3丁目の堅田中で行われた。全校生徒約370人が、事故の恐ろしさを体感し、自転車に乗る際の危険性を学んだ。
JA共済連滋賀県本部が県内各校で実施している。
堅田中のグラウンドで、プロのスタントマン7人が見通しの悪い道から自転車で飛び出し、時速約30キロの車にはねられるシーンなどを再現した。激しい衝突音とともに、スタントマンがボンネットに投げ出されると、思わず声を上げる生徒もいた。
4月から自転車利用時のヘルメット着用が努力義務となったことを踏まえ、生徒会長の男子生徒(14)は、「衝撃がすごかった。自分もヘルメットを着用したいと思った」と話した。