来日あるか?Jリーグの生態系を破壊しかねない今夏フリーになる注目の外国籍アタッカー5人

欧州リーグも最終番となり、話題は今夏の移籍市場に目が向きつつある。

今夏で契約が満了するアタッカーは数多くおり、Jリーグに移籍すれば環境を破壊する可能性がある選手も市場に出てくる。

今回は今夏で契約が切れる強力無比なアタッカー5人をピックアップする。

※データは『transfermarkt』参照

プレミアで名をはせたドリブルキング

ウィリアン

所属:フラム(イングランド)

主なポジション:右ウィング

イングランドプレミアリーグで猛威を振るったアタッカーは今夏で契約が満了する。

チェルシーではプレミアリーグ制覇2回、ヨーロッパリーグ優勝1回と7シーズンに渡ってサイドで存在感を発揮し、ブラジル代表では通算70試合9ゴールとセレソンでも結果を出した。

今季はフラムで25試合5得点4アシストと34歳のドリブラーは衰えを知らない。

右利き右ウィングをメインにプレーしていたが、今季は左サイドから緩急を生かしたドリブルと先を見据えたチャンスメイクで攻撃をけん引している。

フラム加入前は古巣コリンチャンスでプレーしたが、殺害予告を受けるなどして退団した経緯がある。

治安のいい日本であれば殺害予告などの危険性はない。

財政面で考慮してコリンチャンスが獲得に成功したケースを考えると、Jリーグクラブが獲得できる可能性は十分にある。

アジアで猛威を振るった最強のポストワーカー

オディオン・イガロ

所属:アル・ヒラル(サウジアラビア)

主なポジション:センターフォワード

先日アジアチャンピオンズリーグ決勝で浦和と死闘を繰り広げたイガロも今夏で契約が満了する見込み。

ポストプレーはワールドクラスであり、一度キープに入れば簡単にボールを失わない。

そのため最前線で交通整理をするように起点となり、サイドや中盤の飛び出しを活性化するプレーはアジアで猛威を振るった。

今季は22試合18得点と得点を量産中。正確無比の球威があるシュートに、強力なヘディングシュートも持ち合わせているため、フィニッシャーとしても極めて優秀だ。

アル・ヒラル退団濃厚と言われており、他の中東クラブも動向を追っていると言われている。

FW大迫勇也のポストプレーに依存気味のヴィッセル神戸や前線の得点力に課題がある浦和レッズなどがイガロを獲得できれば飛躍が約束されそう。

提携国枠の反則級ストライカー

アルモエズ・アリ

所属:アル・ドゥハイル(カタール)

主なポジション:センターフォワード

カタール代表のエーストライカーはアル・ドゥハイルとの現行の契約を6月末に満了する見込みだ。

スーダン生まれのアリは幼少期にカタールへ渡り、育成の名門アスパイア・アカデミーでエリート教育を受けた。

その後カタール代表に選出され、2019年にUAEで開催されたアジアカップで9ゴールで得点王とMVPに輝き、日本を下して同代表の大会初制覇に導いた。

昨年のワールドカップでは不発に終わったが、圧倒的なスピードで存在感を見せる場面もあった。

裏抜けやポジショニングに秀でており、シュートセンス◎。足元の技術も秀でているため、ポストプレーもこなすこともできる。

カタール国外でのプレー経験もあるため、上手く交渉すれば新天地を日本に選択する余地はあるかもしれない。

カタールはJリーグ提携国枠(Jリーグと提携している国の国籍を持つ選手は外国籍選手として扱わない制度)のため、外国籍選手枠を埋めない恩恵を得ることができる(ALCなどではアジア枠で適用可能)。

提携国枠では最強クラスのストライカーであるため、獲得に成功すれば大きな戦力になるだろう。

W杯で輝きを放ったアフリカの英知

アンドレ・アイェウ

所属:ノッティンガム・フォレスト (イングランド)

主なポジション:左ウィング

フランス生まれのガーナ代表のアユ―はノッティンガム・フォレストとの契約満了が迫っている。

父はガーナの英雄アンディ・ペレであり、親子でガーナ代表で活躍した選手でもある(弟のジョルダンもガーナ代表)。

昨年のW杯ではガーナ代表の精神的な支柱として君臨し、クレバーな動き出しや連係プレーでチームを統率。

全盛期のフィジカルを生かしたプレーは衰えが見える場面もあったが、知的なプレーと的確なコーチングで身体能力が高い選手が集まるチームを戦う集団に変ぼうさせた。

所属したグループが韓国、ポルトガル、ウルグアイと死のグループの中で最下位に終わるも、自身は優勝候補のポルトガルに得点を挙げて一矢報いた。

欧州のクラブでのキャリアは豊富で、現代サッカーに必要な圧倒的なキャプテンシー、高い戦術理解能力、攻撃センスが備わっている。

そして時折見せる個の能力を生かした突破力や決定力もさび付いてはいない。

近年アフリカ系の選手が多く移籍しているJリーグで、アユ―の加入が実現すればインパクトをリーグに大きな与えられるかもしれない。

三笘が超えられなかった最強のストライカー

マイケル・オルンガ

所属:アル・ドゥハイル(カタール)

主なポジション:センターフォワード

Jリーグの歴代外国選手の中でもトップクラスのオルンガは、来月末でクラブとの契約が終了する可能性がある。

圧倒的なスピード、ゴールへの嗅覚、屈強過ぎるフィジカルによって多くのJリーグクラブが彼の被害に遭った。

2020年にはJ1で32試合28得点と得点を量産し、川崎フロンターレで飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍した当時大卒ルーキーの三笘薫を抑えてMVPに輝いた。

アル・ドゥハイルとの契約延長交渉が行われているようだが、ライバルクラブも獲得を視野に動いているという。

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