プレミアの6強で「今季最悪の補強選手」。『86億円の無駄遣い』も

あと2週間でシーズン終了の日を迎えるイングランド・プレミアリーグ。今季も激しいプレーが繰り広げられ、アーセナルとマンチェスター・シティの優勝争いも非常に盛り上がった。

今回は『thefootballfaithful』から「プレミアリーグのクラブで今季最悪の補強選手」をご紹介する。

チェルシー:ピエール=エメリク・オーバメヤング

獲得額:1200万ユーロ(およそ17.63億円)

トーマス・トゥヘル監督は昨夏オーバメヤングを獲得。ティモ・ヴェルナーの代わりとして、ドルトムントでともに戦ったガボン代表のスピードスターとの再会を果たした。

しかしその後トゥヘル監督は解任され、グレアム・ポッターとフランク・ランパードの下でオーバメヤングは悲惨なシーズンを過ごすことになった。すでに今季バルセロナでプレーした経験があったため、1月の移籍も実現せず。センターフォワード不足のチームの中でありながら、全く出場時間を与えられていない。

リヴァプール:アルトゥール・メロ

獲得額:ローン

ローン手数料:450万ユーロ(およそ6.61億円)

今季ジョルジニオ・ワイナルドゥムや南野拓実が退団したリヴァプール。中盤の駒が足りなくなったため、ユヴェントスからブラジル人MFのアルトゥール・メロを獲得した。

しかしながらいきなりリザーブ送りとなり、怪我のためにシーズンの大半を欠場。2月に復帰するもプレミアリーグではまだ1試合も起用されていない状況だ。

マンチェスター・シティ:カルヴィン・フィリップス

獲得額:4900万ユーロ(およそ72億円)

今シーズン開幕前にリーズ・ユナイテッドからマンチェスター・シティに加入したカルヴィン・フィリップス。その取引は今のところ誰にも利益をもたらしていない。

マンチェスター・シティでフィリップスは怪我もあって全くと言って良いほど起用されておらず、チームの戦力になっていない。一方でリーズはその収益を全く前向きに活かすことができず、チームは降格の危機に直面している。

マンチェスター・ユナイテッド:ワウト・ウェグホルスト

獲得額:ローン

ローン手数料:300万ユーロ(およそ4.41億円)

センターフォワード不足の解決策としてマンチェスター・ユナイテッドは今冬のマーケットで250万ポンドを拠出し、バーンリーからベシクタシュにローン移籍していたウェグホルストを突如借り受けることに成功した。

トルコでは前半戦16試合でプレーして8ゴールを奪取した。そしてエリック・テン・ハフ監督の下で定期的に出場はしているが、献身的なスタイルで称賛を受けこそすれ、プレミアリーグでゼロゴールと言うのは期待ほどの成績ではない。

トッテナム:リシャルリソン

獲得額:5800万ユーロ(およそ85.23億円)

リシャルリソンのトッテナム移籍は、プレミアリーグでも最も大惨事といえる補強となっている。移籍金は5800万ユーロに至った大型の取引であったが、加入してから24試合にわたってノーゴールを続けた。

ここまで公式戦すべてで3ゴール。なぜか昨年末のワールドカップでとんでもないシュートを含めて3ゴールを決めているが、トッテナムのためにはならなかった。

アーセナル:ファビオ・ヴィエイラ

獲得額:3500万ユーロ(およそ51.43億円)

ファビオ・ヴィエイラのプレミアリーグ初のシーズンは厳しいものになった。夏に加入するとすぐにプレシーズンで怪我をしてしまい。スタートから躓いてしまった。それからリーグでは20試合出場しているがそのほとんどは途中からである。

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彼の才能は明らかであるが、この22歳がマルティン・ウーデゴールやブカヨ・サカ、ガブリエウ・マルティネリらを追い越すイメージはいまのところ全くない。来季が彼にとって正念場になるだろう。

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