17日に行われたUEFAチャンピオンズリーグの準決勝セカンドレグでレアル・マドリーを撃破し、決勝に駒を進めたマンチェスター・シティ。
これにより、イングランド・プレミアリーグを含めた国内外の三冠を達成するチャンスを手にすることになった。
監督を務めているジョゼップ・グアルディオラにとっても、マンチェスター・シティでは初となるUEFAチャンピオンズリーグ優勝にあと一歩と迫っている。
2009年にバルセロナのトップチームで監督に就任してからというもの、世界トップの指揮官としての立場を維持し続けているジョゼップ・グアルディオラ。
さらにバイエルン・ミュンヘンとマンチェスター・シティでも多くのタイトルを獲得し、非常に支配的なチームを作り上げてきた。
移り変わりが激しい欧州サッカー界のなかで、長く浮き沈みなく結果を残し続けている数少ない監督だ。
なぜそれほど安定した結果が残せるのか。『Frane Football』のインタビューに答えていたベルナルド・シウヴァは、その秘訣について以下のように答えていた。
ベルナルド・シウヴァ
「ジョゼップ・グアルディオラは自分のサッカー選手としてのキャリアの中で最も長く一緒に仕事をしてきたコーチだ。
サッカーをどう見るか、そして常に物事を変化させていくという点で、グアルディオラは本当に特別な監督なんだ。
彼はいつも何かを考えている。
シーズン中に3つのタイトルを獲得したとする。そうなれば、普通は次のシーズンも同じようにプレーしようとするものだ。
しかしグアルディオラはそうではない。彼は物事を常に変え続けていくんだ。他のチームにとっても、我々がどのようにチームのプレースタイルを開発していくかということがわからないと思うよ。
だから、誰も我々マンチェスター・シティのプレーに慣れることがないんだよ。常に変化していくから、毎年学ばなければならなくなる」
【関連記事】マンチェスター・シティで「給与が高すぎる選手、低すぎる選手」。エデルソン、シウヴァ…
「勝ったチームは変えるな」というサッカー界の言葉があるが、一方でグアルディオラは「勝っても常に変え続ける」という性質があるとのこと。
