史上最年少、高島・芦屋市長が議会デビュー「市政預かる者として、改めて身の引き締まる思い」 兵庫

開会あいさつのため挙手する高島崚輔市長(左手前)=18日午前、芦屋市精道町の市議会議場(撮影・吉田敦史)

 兵庫県芦屋市議会の臨時会が18日開かれ、4月の市長選で史上最年少市長として初当選した高島崚輔氏(26)が初めて本会議の場に立った。開会のあいさつで高島市長は「市政を預かる者として改めて身の引き締まる思い。市民らとの対話を重ね、自然災害や少子高齢化などの課題を乗り越えたい」と力を込めた。続いて所信表明に臨む。

 公教育改革やJR芦屋駅南再開発事業の計画見直しなどを掲げて当選した高島市長。特に再開発事業に関しては、今月1日の初登庁時から「スピード感を持って進める」としていた。

 高島市長は再開発事業で、就任直後から職員と綿密に協議し、市に代わって再開発を進める特定建築者の公募日程も当初予定より2週間延期。再開発事業は事業費の高騰などで議会の承認を得られずに約2年間停滞し、昨年3月にようやく予算案が可決された経緯があり、計画変更には議会への丁寧な説明が求められる。

 6月9日から始まる定例会では、19~21日に議員の一般質問が予定され、高島市長の議会での活動が本格化する。(村上貴浩)

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