CL連覇を逃したアンチェロッティはW杯を目指すべき?「今がそのチャンスだ」とカペッロが提言

写真:Getty Images

名将の1人として知られるファビオ・カペッロ氏が、レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督のキャリアに言及した。イギリス『イブニング・スタンダード』が伝えている。

17日、2季連続のチャンピオンズリーグ(CL)決勝進出を目指し、マンチェスター・シティとの準決勝2ndレグに臨んだマドリー。前半にポルトガル代表MFベルナルド・シウバに2ゴールを許すと、後半に入ってからも2点を失い敗戦。2試合合計で1-5と大差をつけられ、今季のCLを終えた。

ラ・リーガでは先日バルセロナが優勝を決めたため、CL準決勝敗退となった今季のレアル・マドリーの獲得タイトルは、コパ・デル・レイ、UEFAスーパーカップ、クラブ・ワールドカップの3つで確定している。

アンチェロッティ監督はカタール・ワールドカップ終了後からブラジル代表指揮官就任が取り沙汰されており、今後の去就に注目が集まっているなか、カペッロ氏はレアル・マドリーのCL敗退を受け、アンチェロッティ監督は今こそブラジル代表指揮官就任を目指す時だと、イタリア『スカイ・スポーツ』でコメントを残している。

「レアル・マドリーにとっては非常に厳しいスコアだ」

「今、彼はブラジルからのオファーについて考えているかもしれないし、この瞬間に熟考するべきだろう。なぜなら、今の時代には(マドリーより)もっと強いチームがあるからだ」

「もし彼がワールドカップのような舞台で成功を収めてから引退したいのであれば、今がそのチャンスだ」

一方、アンチェロッティ監督はマドリーでの来季について、試合後に語っている。

「プラン通りにはいかなかったが、それをドラマにする必要はない」

「我々には決勝に進出する実力がなかった。今シーズンはとてもうまくいったので、来シーズンはもっとうまくいくだろう」

来シーズンもマドリーで戦う意向があるコメントだが、どう言った決断を下すだろうか。

© 株式会社シーソーゲーム