バイエルンが2023-24新ユニフォームを発表!「赤白デザイン」が“意外ではない”理由とは

バイエルン・ミュンヘンとキットサプライヤーのadidasは17日、2023-24シーズンで着用する新ホームユニフォームを発表した。

実は由緒あるホワイトを基調とした今回のカラーリングだが、ファンの間では賛否両論となっている。

Bayern München 2023-24 adidas Home

バイエルン・ミュンヘン 2023-24 adidas ホーム ユニフォーム

バイエルンのホームキットと言えばレッドのイメージだが、23-24新ホームキットはボディにホワイト、袖はレッドと完全に色分けしたスタイルを採用。近年のバイエルンでは異色のスタイルが登場した。

ユニフォームと同時に新しいネームナンバーも公開。こちらもユニフォーム同様にこれまでのバイエルンとは雰囲気の異なるタイポグラフィ(フォントデザイン)が登場した。

ホワイトを基調とした今回のキットデザインはクラブの歴史に大きく関係しているもの。その由来はブンデスリーガ昇格当時にまでさかのぼり、このデザインが必ずしも意外なものではないことが分かる。

襟内側に刻む言葉は「Rot & Weiß ein Leben lang」(生涯、赤と白)。

バイエルンがブンデスリーガに昇格したのは1965-66シーズンだが(実はオリジナルメンバーではない)、今回のキットデザインはその記念すべき“1部リーグ初昇格”当時のユニフォームに着想を得ている。

このユニは2020年に発表したクラブ創設120周年記念モデルで、1931-32シーズンのドイツ・サッカー選手権初優勝時のホームキットを再現したもの。首周りのデザインは少し異なるが、1部昇格当時のキットもこれに近いものだった。

このようにホワイトがメインのキットカラーはクラブの歴史上、非常に重要で大きな意味を持つ。

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そもそもバイエルン本来のクラブカラーは“Rot-Weiß”(赤と白)であり、この2色はユニフォームに必ず使うというクラブ規則もある。デザインも90年代末期のダークネイビー×レッドに比べれば別段驚くほどのことでもない。

クラブのアイデンティティーやこれまでの歴史を表現したとも言えるデザイン。この新ホームキットは、22-23シーズンの優勝を占う大一番となる第33節ライプツィヒ戦で最初に着用する。

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