女子高生ら2人に強制わいせつ「卑劣で悪質な犯行」25歳男に懲役5年判決

大津地裁

 大津市と京都市の路上で女性2人にわいせつな行為をし、うち1人にけがを負わせたとして、強制わいせつ致傷などの罪に問われた大阪府門真市、塗装業の男(25)の裁判員裁判の判決が18日、大津地裁であり、畑山靖裁判長は懲役5年(求刑懲役6年)を言い渡した。

 判決によると、2021年12月2日、京都市伏見区内の路上で当時16歳の女子高校生に抱きつき、手で口をふさぐなどして脅迫した上、下半身を触った。同月8日には大津市内の路上を歩いていた当時24歳の女性の手首をつかみ、下半身を触って、右親指にけがを負わせた。

 判決理由で畑山裁判長は、被害者の後をつけていきなり抱きつき、暴行や脅迫を加えた点を「卑劣で悪質な犯行」と非難した。
 

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