車内荒らしや空き巣が増加 4月発生の重点抑止犯罪191件 県警

栃木県警本部

 マイカーや自宅-。身近な場所を狙った窃盗事件が増えている。県内で4月に発生した重点抑止犯罪(特殊詐欺や自動車盗など5罪種)は191件で、前年同月に比べ63件増加した。

 県警によると、車内荒らしは37件増の77件。自宅駐車場での被害が増えている。県警の担当者は「自宅でも鍵をかけ、車内に物を置かないようにしてほしい」と話す。

 住宅対象窃盗は34件増の67件で倍増した。新型コロナウイルスの感染対策の緩和などで外出機会が多くなり、空き巣の被害が増加しているとみられる。

 県警は、外出時には必ず玄関に鍵をかけ、窓からの侵入を防ぐためにフィルムを貼るなど、防犯対策の強化を呼びかけている。

© 株式会社下野新聞社