まるで赤いじゅうたん 京都の牧場でストロベリーキャンドル見頃

赤いじゅうたんのように広がるストロベリーキャンドルの花畑(綾部市位田町・綾部ふれあい牧場)

 穂先にイチゴのような赤い花を付けるストロベリーキャンドルが、京都府綾部市位田町の綾部ふれあい牧場で見頃を迎えている。赤いじゅうたんのように広がった花畑に観光客らが魅了されている。

 ストロベリーキャンドルは、ベニバナツメクサとも呼ばれるマメ科の多年草。暑さに弱く、日本では一年草として扱われている。

 牧場では約10年前から牧草地4千平方メートルに種をまいてきたが、昨年までは雑草に阻まれ全体的に咲かなかったという。今シーズンは例年より早く昨年11月中旬に種をまいたことで、4月中旬から多くの花が咲き始めた。

 訪れた人たちは花畑に入って写真を撮ったり間近で観察したりして初夏の訪れを楽しんでいた。SNS(交流サイト)を見て訪れたという宮岡ゆかりさん(55)=兵庫県朝来市=は「かわいらしい花が広がり圧巻。何時間でもいられる」と満足そうに話していた。

 無料。見頃は20日ごろまで続く。

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