衝撃のU-20W杯組ゼロ…「世界で最高額の10代選手」TOP5

5月20日に開幕を迎えるU-20ワールドカップ。インドネシアの開催が直前で取りやめになり、会場をアルゼンチンに移して行われることになった。

クラブチームの試合と並行して行われることから世界的なタレントは参加することができないが、それでも多くの優秀な若手が戦う注目のコンペティションである。

今回は、『footballtransfers』から「現在最も価値がある20歳以下のサッカー選手」をご紹介する。

5位:リュカ・グルナ=ドゥアス

クラブ:レッドブル・ザルツブルク

市場価値:2730万ポンド(およそ46.15億円)

サンテティエンヌのユースから16歳でプロへと昇格した天才。守備的ミッドフィルダーやセンターバックなどをこなす19歳であり、2022年にフランスからレッドブル・ザルツブルクへの移籍を決断した。

今季は当初リザーブにあたるリーフェリンクに所属していたものの、すぐにトップチームへと昇格。ここまで19試合に出場しており、スタメンでも16試合にプレー。ガッチリと信頼をつかんだ。

しかしながら残念なことにクラブの許可が降りなかったため、今回のU-20ワールドカップに出場することはできなかったという。フランス代表のメンバーからは外れている。

4位:ユスファ・ムココ

クラブ:ドルトムント

市場価値:3170万ポンド(およそ53.58億円)

カメルーン出身のドイツ代表アタッカー。16歳でドルトムントのトップチームに昇格し、ヌリ・シャヒンの最年少デビュー記録を更新。今季はレギュラーに定着し、ブンデスリーガで7ゴールを決めた。

昨年末に行われたFIFAワールドカップ・カタール2022ではドイツ代表のメンバーとして出場し、18歳になったばかりであったため同代表の最年少W杯出場記録も更新。世界最高のストライカーになるとも言われている天才18歳である。

今夏はニューカッスル・ユナイテッドが本気で獲得に向かっているとも伝えられており、去就が注目されている。なお、ドイツは今回のU-20ワールドカップで予選敗退している。

3位:アントニオ・シウヴァ

クラブ:ベンフィカ

市場価値:3870万ポンド(およそ65.41億円)

今季トップチームでレギュラーを奪取した19歳のポルトガル人ディフェンダー。昨季のUEFAユースリーグを制したチームの中心選手であり、昨年はFIFAワールドカップ・カタール2022のポルトガル代表メンバーにも選ばれた。

ハードタックルとフィジカルに優れ、さらに両足が使えてビルドアップができるという素晴らしい才能を持つ多才なディフェンダーで、サイドバックでもプレーができる。リーダーシップにも高い能力を見せると伝えられており、今世界で最も期待されているセンターバックだ。

現在リヴァプールやマンチェスター・ユナイテッドが彼の獲得に臨んでいるとも。なおポルトガル代表もU-20ワールドカップには出場しない。

2位:ガビ

クラブ:バルセロナ

市場価値:9630万ポンド(およそ162.78億円)

そして2位はバルセロナのレギュラーとして活躍を続ける19歳の天才MFガビだ。チャビ・エルナンデス監督の下、ペドリとともに新生バルセロナの中盤の要として君臨するほか、スペイン代表でも中心的な存在となっている。

まさにバルセロナ育ちと言えるようなゲームメイクと攻守に渡る貢献、そしてボールを持っているかどうかにかかわらず発揮される創造性、なにより全く物怖じしないメンタル。さらに泥臭いプレーまでこなすパーフェクトなミッドフィルダーだ。

バルセロナの経営難のためにまだBチーム登録となっており、まだ正確にプロチームで登録はされていない。そのため、この夏には「バルセロナがなんとか財政を整えて彼を登録するか、あるいは他のクラブに移籍してしまうか」。去就に注目が集まっている。なおスペイン代表もU-20ワールドカップでは予選敗退。

1位:ジュード・ベリンガム

クラブ:ボルシア・ドルトムント

市場価値:1億ポンド(およそ169.03億円)

そして今最も市場価値が高まっている10代の選手はジュード・ベリンガムだ。バーミンガム・シティで台頭した若き天才MFは、若くしてドイツに渡ることを選択し、すぐにレギュラーを任されて急激な成長を遂げた。

今やイングランド代表でも中心選手となっており、ビッグクラブがこぞって狙うような存在に。メンタル、フィジカル、テクニックを兼ね備えたパーフェクトな存在であり、まだ19歳であるということが信じられないようなプレーをし続けている。

【関連記事】今年「ビッグクラブ移籍するであろうヤングスター」10選

現在彼はレアル・マドリーから獲得のオファーを受けていると伝えられるが、ドルトムント側は今夏売るつもりはないと考えているそうだ。

© 株式会社ファッションニュース通信社