かもめの玉子とエフェクターがコラボ 花巻・LEP、国内外に発信

異業種連携で開発したエフェクターと銘菓の詰め合わせパックを紹介する川村朋和社長

 花巻市の楽器機材製造・輸入代理店LEP(レップ)インターナショナル(川村朋和社長)は、大船渡市のさいとう製菓(斉藤俊満社長)と連携してギターやベースの音質を変化させるエフェクターを開発し、今月発売した。岩手県を代表する銘菓「かもめの玉子」をデザインに採用し、味わい深い音色を醸し出せるのが特長。業界の枠を超え、郷土の魅力を音に乗せて国内外に発信する。

 売り出したのは「KAMOME DISTORTION(カモメ ディストーション)」。ロックバンド・ストレイテナーのギタリストがデザインを手がけ、銘菓を連想させるよう白と黄色を基調にした。商品名の「三陸銘菓 かもめの玉子」、マスコット「かもめのセーラーくん☆」もあしらった。

 エフェクターは、電気楽器につないで音を変える装置。今回開発した製品の音色は、しっとりとして重みがあるトーンに仕上げた。

 1個4730円で、LEPの公式オンラインショップなどで販売。かもめの玉子5個、ステッカー、マスコットの縫いぐるみとの詰め合わせパック(1万15円)も用意し、全国の楽器店の店頭に並ぶ。

© 株式会社岩手日報社