大田原高校 伝統の85キロ強歩

 85キロの道のりを一昼夜をかけて歩く、大田原高校の伝統行事「強歩」が19日にスタートし、生徒たちは翌日まで歩き続けます。

 生徒たちが次々と歩き出すと、先頭がスタートをしてから最後尾が校門を通過するまで、およそ10分かかりました。

 この行事は「質素堅実」を校訓とする大田原高校の伝統として1986年から行われているものです。新型コロナウイルスの影響で2020年から中止や距離の短縮が続きましたが、今回は4年ぶりに85キロを歩く本来の強歩の形に戻りました。この距離を歩くのは参加した全校生徒553人にとって初めての経験です。

 生徒たちは大田原市から矢板市、那須塩原市をまわり、休憩をはさみながら24時間以上歩き続け、大田原高校に帰ってきます。直線距離にして栃木県の東西を横断するのとほぼ同じです。

 高校の職員や保護者だけでなく地域の人たちも懸命に歩き続ける生徒たちをサポートします。

※大田原高校の強歩は19日(金)夕方、荒天のため途中で中止となりました。

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