世界最大の花 咲く 茨城・筑波実験植物園で6回目

開花したショクダイオオコンニャク=筑波実験植物園

世界最大級の花を咲かせる植物「ショクダイオオコンニャク」が19日、茨城県つくば市天久保の国立科学博物館筑波実験植物園で開花した。花はめったに咲かず、独特の悪臭を放つことが特徴。同園での開花は2020年1月以来6回目。担当者は「ダイナミックな花を見てほしい」と話した。

インドネシア・スマトラ島に自生するサトイモ科の絶滅危惧種。同園では今年2月に15.5キロと75キロの大小二つのイモを植え、いずれも花をつける芽が出た。

今回開花したのは小さいイモから発芽した花で、高さ約1.9メートルまで成長した。大きなイモの花は約1週間後の開花を見込む。

見頃は咲き始めから2~3日間と短い。同園は開花に合わせ、20~22日まで開園時間を午前8時半~午後6時まで延長。22日は通常は休館日だが臨時開園する。問い合わせは同園(電)029(851)5159。

© 株式会社茨城新聞社