五所川原警察署(菊池智和署長)は、青森県五所川原市のソウルフードとして知られる「あげたい」とコラボした、ユニークな少年非行防止活動を始めた。油で揚げるたい焼き「あげたい」を提供する同市の「あげたいの店 みわや」(神千代茂店主)が協力。店に買いに来た高校生らに非行防止標語をプリントした包装紙に入れて渡すことで、健全育成に一役買う。
12日、同店前で包装紙の贈呈式が行われ、五所川原地区少年警察ボランティア連絡会の長尾敦子会長から、神さんに手渡された。
包装紙は3種類で、標語は同地区の少年非行防止に取り組むJUMPチーム、リトルJUMPチーム員が考えたものの中から選ばれた。県警のシンボルマスコット、「アピーくん」と「レピーちゃん」があしらわれた漫画風のデザインで、あげたいが一つ入る大きさになっている。
活動の名称は「非行防止の輪をもりあげタイ!キャンペーン」。菊池署長から同署の広報大使にも任命された神さんは「一生懸命頑張ります」と抱負を語った。
標語入りの包装紙は計6千枚で、なくなり次第提供を終了する。県遊技業防犯協力会西北五支部の支援を得て製作された。