サッカー天皇杯1回戦 栃木シティは初戦突破なるか

 プロ、アマチュア、学生を問わずサッカーの日本一を決める天皇杯が20日に開幕し、宇都宮市の栃木県グリーンスタジアムで栃木県代表の栃木シティと愛知県代表のFCマルヤス岡崎が1回戦を戦いました。

 関東サッカーリーグ1部に所属する栃木シティはカテゴリーがひとつ上のJFLに所属する相手に対し押し気味に試合を進めます。すると41分のコーナーキック。MFのヘニキが強烈なヘディングを叩き込み栃木シティが先制。1点をリードして前半を終えます。

 後半に入り、互いに陣形が縦に伸びてスペースができ始めると栃木シティは相手の攻撃を受ける場面が多くなります。集中した守備を見せていましたが26分、右からのクロスを相手のフォワードに頭で合わされ同点に追いつかれます。

 その後、栃木シティは途中出場、古巣との対決となったチームナンバーワンの俊足、フォワードの藤原が快足を飛ばして決定的チャンスを作りますが決め切れず、勝負は延長戦に。

 延長戦は、それまでの沈黙が嘘だったかのように攻撃陣が爆発します。まずは延長前半11分にミッドフィルダーの大嶌。ゴール左に流し込み追加点をあげます。15分には、藤原のアシストでフォワードの山村。試合を決定づける3点目そして、その直後。藤原のダメ押しとなる4点目、わずか5分ほどで3点を奪うゴールショーを見せ栃木シティが4対1。途中出場組が3点をあげるなど今矢直城監督の采配も光り2回戦進出を決めました。

 2回戦は、6月7日に神奈川県の等々力陸上競技場でJ1の川崎との対戦です。

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