11連覇目前もライプツィヒに逆転負け、最終節を前にバイエルン首位陥落の危機《ブンデスリーガ》

写真:Getty Images

バイエルンは20日、ブンデスリーガ33節でライプツィヒをホームに迎え、1-3で敗戦した。

前節シャルケに完勝として首位をキープしたバイエルン(勝ち点68)は、2位ドルトムントの結果次第では今節に優勝が決まる中、シャルケ戦のスタメンからサネに代えてゴレツカのみを変更した。

3位ライプツィヒ(勝ち点60)に対し、フラットな[4-4-2]でスタートしたバイエルンは2トップにミュラーとムシアラを配置。

静かな展開で立ち上がった中、18分にバイエルンに絶好機が訪れる。カンセロのフィードをムシアラがダイレクトで落としたボールをボックス内に侵入したミュラーがプッシュ。しかし、GKブラシュヴィッヒにセーブされた。

それでも25分に先制する。ミュラーのパスを受けたボックス左のニャブリがシュートを決めきり、4試合連続弾とした。

前半半ば以降はライプツィヒに好機を許したバイエルンだったが、34分のショボスライのボレー、35分のボックス左に侵入したエンクンクの決定的なシュートはいずれもGKゾンマーがセーブした。

ライプツィヒの攻勢を凌いだバイエルンは39分、ニャブリの左クロスからコマンのヘディングシュートで追加点に迫るもわずかに枠を捉えきれず1点のリードで前半を終えた。

迎えた後半、ライプツィヒの攻勢を許すと、65分に追いつかれる。CKを跳ね返されたロングカウンターの流れから最後はライマーにシュートを蹴り込まれた。

その後も守勢を強いられたバイエルンは74分にPKを献上。パヴァールがボックス内に侵入してきたエンクンクを倒してしまった。

このPKをエンクンクに決められて逆転されたバイエルンは、テルを投入。すると81分、そのテルに決定機が訪れるもボックス内からのシュートはGKブラシュヴィッヒに阻止される。

すると84分、CKの流れでマズラウィにハンドがあり再びPKを献上。これをショボスライに決められ、バイエルンは2点を追う展開に。

結局、このまま1-3で敗戦。明日行われる試合でドルトムントがアウグスブルクに勝利すると、バイエルンは最終節を前に首位陥落となる。

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