ヤンキースがヒックスのDFAを発表 現行の7年契約は2025年まで

日本時間5月21日、ヤンキースはレッドソックスからトレードで獲得したグレッグ・アレンをロースター入りさせるのに伴い、アーロン・ヒックスをDFAしたことを発表した。ヤンキースはヒックスと7年7000万ドル+球団オプション1年の長期契約を結んでおり、その契約はまだ2年以上残っていたが、ヒックスは7年契約が始まった2019年以降、故障と不振により一度も満足のいくシーズンを過ごせなかった。2015年オフにトレードで加入し、8シーズンをヤンキースで過ごしたヒックスだが、今後は新天地を求めることになる。

現在33歳のヒックスはヤンキース移籍3年目の2018年に137試合で打率.248、27本塁打、79打点、90四球、11盗塁、出塁率.366、OPS.833というキャリアハイの成績をマーク。パワーと選球眼を兼ね備えた中堅手として高く評価され、7年契約を与えられた。しかし、それ以降は相次ぐ故障に悩まされ、昨季は130試合に出場できたものの、打率.216、8本塁打、OPS.642と低迷。今季もここまで28試合で打率.188、1本塁打、OPS.524と結果を残せておらず、7年契約を2年以上残した状態でヤンキースを去ることになった。

アーロン・ブーン監督は「難しい決断だったが、やらなければならなかった。多くの話し合いを行ったよ。個人的には5年以上一緒にいた選手だから、家族のようなものだ。でも、彼もプロとして理解してくれていると思う。彼の今後の活躍を祈りたい」とコメント。ヒックスには日本時間5月21日のレッズ戦の試合前にDFAの決断を伝えたという。

ヒックスに代わってロースター入りしたアレンは30歳の外野手。メジャー6年目の昨季はパイレーツで46試合に出場し、今季はレッドソックス傘下のマイナーAAA級ウースターで打率.250、2本塁打、15打点、23盗塁(失敗0)、出塁率.407、OPS.795を記録していた。ヤンキースはアーロン・ジャッジ、ハリソン・ベイダーに次ぐ外野の3枠目が流動的となっており、アレンはジェイク・バウアーズ、ウィリー・カルフーン、オスワルド・カブレラらと出場機会を分け合うことが予想されている。

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