【インド】オメガセイキ、電池現地生産で米企業と合弁[製造]

オメガ・セイキが販売する最大積載量1トンの小型電動トラック「M1KA1.0」(マグニス提供)

オーストラリアに本拠を置くリチウムイオン電池技術・材料会社のマグニス・エナジー・テクノロジーズは17日、米国子会社のインペリウム3ニューヨーク(iM3NY)がインドの電動車両メーカー、オメガ・セイキ・モビリティー(OSM)と合弁会社を設立すると発表した。インドでリチウムイオン電池パックを生産・販売する。

iM3NYとOSMが、合弁会社の設立で契約を締結した。出資比率はiM3NYが26%、OSMが74%となる。

合弁会社は、インドでリチウムイオン電池パックを生産する。製品は、OSMがインド、アラブ首長国連邦(UAE)、バーレーン、サウジアラビアなどで販売する電動二輪車、三輪車、四輪車に使われる。

OSMは、資金調達、販売・営業活動、管理・運営業務を担う。iM3NYはリチウムイオン電池パックの開発・製造に必要な技術とノウハウを提供する。

iM3NYのチャイタニヤ・シャルマ最高経営責任者(CEO)は報道資料で、「この提携は、インドと中東の電動化において戦略的に重要な意味を持つ」とコメントした。

iM3NYはニューヨーク州エンディコットで大規模なリチウムイオン電池工場を運営している。OSMへのリチウムイオン電池セルの供給についても交渉を進めている。

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