ネパールのドゥルガ・バハドゥール・スベディ駐日大使(56)は19、20の両日、遠野市を訪れ、同国の技能実習生が所属する企業や観光文化施設を視察した。
製造業、建設業など市内の3社を巡り、実習生計8人と交流。市立博物館や伝承園なども訪問し、地域の伝統文化に触れた。
市役所で多田一彦市長ら市幹部と懇談。昨年8月に着任したスベディ大使は「相互の『人』をベースに、より緊密な関係を築きたい」と公衆衛生や防災分野での連携を提案し、多田市長は「若い世代の育成と経済発展へ手を携え、多角的に考えたい」と応じた。