折爪岳風力発電所の竣工式 関係者ら、業務の安全願う

JRE折爪岳南第1風力発電所を見学する関係者

 ジャパン・リニューアブル・エナジー(東京、竹内一弘社長)と東北電力(仙台市、樋口康二郎社長)は16日、二戸市と一戸町、九戸村にまたがるJRE折爪岳南第1風力発電所の竣工(しゅんこう)式を地元で行った。

 同村山屋の道の駅おりつめ産直オドデ館駐車場で行い、藤原淳市長や小野寺美登町長、晴山裕康村長ら79人が出席。神事で業務の安全を願い、現地見学も行った。

 施設は1月に運転開始し、東北電力ネットワークに売電している。3.6メガワットの風車13基を設置し、最大出力は46.8メガワット。年間発電量は約1億565万キロワット時で一般家庭約2万4800世帯分に相当する。

 竹内社長(70)は「自然を活用し発電しており、地域の事業に資金を出したり奨学金制度を作るなど地域に貢献したい」と力を込めた。

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