
長崎自動車(長崎バス)と長崎バスグループの地域ICカード運営会社「エヌタス」は20日、エヌタス公式キャラクター「えぬたん」のラッピングバスで長崎市内を巡るバスツアーを実施した。
昨年から始め3回目。抽選で選ばれた親子連れら27人が参加。行き先を知らされないまま、みらい長崎ココウォーク(同市茂里町)のバスターミナルを出発し、市内の長崎自動車関連施設などを巡った。
ツアーのメインは、一般の人がいつもは立ち入れない長崎バスモーターサービス(同市小瀬戸町)の整備工場。エンジンの点検や洗浄をする施設やタイヤ庫を見学した。参加者は、バスの車体ごとリフトを上下させる車検用の機材を操作したり、タイヤのホイールナットがゆるんでいないか点検したりした。
地元のバス停を全て覚えるほどのバス好きという市立深堀小5年の酒井蓮桜(れんおう)君(10)は、弟で同校2年の桜翔(さくと)君(8)と参加。制帽と制服姿で運転席に座りハンドルを握った蓮桜君は「前後のドアの開け閉めや車内アナウンスができた。楽しかった」と喜んだ。