「鎌田を惜しむことに」今季は16ゴールの活躍、フランクフルト退団のMF鎌田大地を独紙も再評価「これほど良かったことはない」

写真:Getty Images

フランクフルトの日本代表MF鎌田大地が、改めて高く評価を受けている。

フランクフルトの攻撃の軸として今シーズンも活躍。ブンデスリーガでは31試合に出場し9ゴール5アシストを記録。2桁ゴールまで残り1つとなった。

その鎌田は2021-22シーズンのヨーロッパリーグ(EL)優勝に大きく貢献。今シーズンはDFBポカール決勝にチームを導くなど、シーズンを通しては45試合で16ゴールを記録している。

ただ、契約はシーズン終了をもって満了。すでに退団が決定しており、来シーズンは新天地でのプレーが確定。ミランへの移籍が迫っていると連日報道されている。

リーグ戦では昨年10月以来、およそ6カ月半ぶりに前節ゴールを記録。そこから2試合連続ゴールと、最後に再び輝きを取り戻したなか、ドイツ『ビルト』は「鎌田をとても惜しく思うだろう」と、フランクフルトにとって、大きな損失になると伝えた。

シャルケ戦では2点(1点が最高)を鎌田に与えていた『ビルト』だが、「年初から悩まされていたゴールのスランプもようやく解消した」とし、「ゴールは公式戦4試合で3ゴール目、リーグで9ゴール目、今季は16ゴールとなった。フランクフルトでこれほど良かったことはない」と素晴らしいシーズンを過ごしていると評価した。

フランクフルトでは、鎌田以外にオリバー・グラスナー監督(48)も退任が決定。「グラスナーの下で鎌田は大きな成長を遂げた。監督は弱い局面、外部からの批判にも関わらず、彼に信頼を置き続け、背中を押した」と2人の関係を紹介。シャルケ戦のゴール後には、鎌田がグラスナー監督のところまで行って喜んでいる姿にも触れ、フランクフルトにとって重要な2人が去ることは「悲しみを感じるだろう」とした。

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