酒谷川の生物 捕まえた 飫肥小4年生が環境調査

酒谷川で水生生物を調査する飫肥小児童

 日南市・飫肥小(宮崎宏子校長、351人)の4年生約50人は、近くの酒谷川の河原で、水辺の環境調査を16日行った。川に入り水生生物を捕まえて、ふるさとの自然について理解を深めた。
 日南保健所職員が講師を務めた。水質調査では水の匂いや透明度を確認。化学的酸素要求量(COD)を測る試薬を使ったパックテストで、水のきれいさを判定した。
 水生生物の調査では、石を動かし網に追い込んで次々と捕獲。「きれいな水」に生息するとされる、ヘビトンボの幼虫やヒラタカゲロウなどを見つけると、子どもたちは歓声を上げて喜んでいた。捕まえた生物は虫眼鏡で観察。調査の結果は後日、班ごとに模造紙にまとめて発表する。
 濵田一華さん(10)は「酒谷川はきれいな川だということが分かった。今度川に遊びに行ったら、生物の観察もやってみたい」と話していた。

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