梅の実ちぎり地域学ぶ 上新田学園児童が収穫体験

背伸びして懸命に梅の実をちぎる児童(上新田学園提供)

 新富町・上新田学園(川島博嗣校長、188人)の4年生16人は、同町新田の国指定天然記念物「湯之宮座論梅」で梅の実ちぎり体験を16日行った。
 総合的な学習の一環で、地域の歴史や暮らしについて理解を深めるのが狙い。同所の梅の古木群は由来や歴史が諸説あり、現存する最古の資料では300年前からあるとされる。1935(昭和10)年に国の指定を受け、約1700平方メートルに約80株が管理されている。
 児童は、町職員による座論梅の説明が終わると足早に梅園の中へ。直径3、4センチほどの実を一つ一つ丁寧にちぎって大きさを競い、計20キロを収穫した。
 有田結弥君(10)は「梅の木が大きくて収穫するのが楽しかった。梅干しや梅ジュースにして全校のみんなに食べてもらいたい」と笑顔で話していた。

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