国道119号七本桜交差点の渋滞緩和へ 県、24日から日光市で社会実験

「七本桜交差点」渋滞緩和の社会実験

 県県土整備部は24日から、日光市今市の国道119号「七本桜(しちほんざくら)交差点」渋滞緩和のための社会実験を実施する。

 同交差点は同国道と国道461号が交差。国道119号の約10メートル北側を通る同国道旧道(日光杉並木街道)の信号とも連動する変則交差点で、朝夕の通勤・通学時間帯には渋滞が発生する状況にあるという。2012年度には国と県から、信号待ちが2回以上必要とされる「主要渋滞箇所」に位置付けられた。

 同部は同交差点周辺が日光観光の玄関口にも当たることから、「観光客のためにも渋滞対策は不可欠」と判断した。

 社会実験では旧道の信号を廃止、信号手前の100メートルの区間を通行止めとし、車を国道119号に誘導する。同部の担当者は「旧道に割り当てられていた信号時間を、渋滞が発生している両国道側に割り振ることで緩和を図りたい」としている。

 実験は9月20日まで続けられ、効果が確認できれば恒久化する方針。

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