滑川市加島町の加積雪嶋神社で21日、春季祭礼が行われ、同町2区の獅子舞を披露した児童らの姿に地元住民が見入った。市内で受け継がれる獅子舞は現在、同町のみで、新型コロナウイルスの影響で4年ぶりの奉納となった。
幼児と小学生の男女15人が踊り手を務め、獅子に乗る「ノッタノッタ」などの演目を繰り広げた。獅子舞の奉納に続き、町内の滑川高や西地区コミュニティセンターも回った。
加島町の獅子舞は明治時代に能登から伝わったとされる。2区の雌獅子、3区の雄獅子が1年交代で奉納され、2006年に県教委の「とやまの獅子舞百選」に選ばれた。