遊ぶ金が欲しかった…質店に押し入り5万円奪う 容疑の25歳男を再逮捕 栃木でも窃盗、余罪を捜査

埼玉県警察本部=埼玉県さいたま市浦和区高砂

 埼玉県行田市内の質店に侵入し、現金5万円を奪ったとして、県警捜査1課と行田署は22日、住居侵入と強盗の疑いで、深谷市稲荷町1丁目、アルバイトの男(25)=住居侵入と窃盗罪で起訴=を再逮捕した。

 再逮捕容疑は今年2月3日午後1時45分ごろ、行田市内の質店に押し入り、70代の女性店主を「金を出せ」などと脅迫。女性の口を手でふさいだり、腕をつかむ暴行を加えて現金5万円を奪った疑い。調べに「間違いありません」と容疑を認めているという。

 捜査1課によると、今年2月上旬に栃木県佐野市内の民家で発生した窃盗事件で奪われた被害品が、埼玉県内の質店に入れられていることが判明。質店に提示された身分証の情報などから捜査を進め、県警が4月25日に男を逮捕した。余罪を調べていたところ、行田の事件に関して男が自供。現場案内などで関与を特定した。

 男は動機について「遊ぶ金が欲しかった」と供述しているという。県警は、詳しい動機やさらなる余罪についても捜査している。

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