広島・呉市にある海上保安大学校の新入生が、手こぎボートで長距離を走破する訓練に出発しました。
この訓練は、海上保安大学校が新入生の気力や体力を鍛えるために1953年から行っています。ことしは44人が挑みました。
訓練に使うのは、全長およそ10メートルの「カッター」と呼ばれる手こぎボートです。新入生にとっては、初めてとなる本格的な訓練で、2日をかけて往復56キロを走破します。
訓練に参加する学生たち
「きつい訓練を乗り越えて、全員でさらにチームワークが高く、そして我慢強くなった姿で帰ってきたいと思っています」
「きつそうな同期には声をかけて、協力が一番大事なので協力してがんばりたいと思います」
学生たちは、食料などを積み込んだあと、3艇のカッターに乗り込み、学校前の桟橋から出航しました。
夕方には宮島のキャンプ場に上陸して1泊したあと、あす24日、学校に戻るということです。