世界遺産の島・宮島 入島制限直前の現地からリポート G7広島サミット

G7広島サミットがあす19日、始まります。19日に首脳の訪問が予定されている宮島(広島・廿日市市)から伝えてもらいます。

青山高治 キャスター
「ちょうど30秒ほど前にJRのフェリーが着いたところなんですが、まだ外国人観光客を中心にこのフェリーから降りてくる姿が見られます。宮島は、このあと正午から立ち入りが規制されるんですが、まだ観光客の姿はあるようです。いつもよりも風が強い宮島です。やはり、ふだんのにぎわいと比べるとかなり静かな印象もあります。

この宮島なんですが、G7首脳陣は、19日に訪れます。そして、世界遺産・厳島神社を参拝し、集合写真を撮る予定となっています。

そして、このあと正午から観光客などの立ち入りは制限されます。入島できるのは、住民や事業者などごく一部の人で、その際も識別証が必要となります。

それでもまだ、時間ギリギリまで宮島にやってくる人の姿が見られます。中にはやっぱり外国人観光客の姿が多くて、臨時休業の張り紙のあるシャッターの商店街を見ながら、少し戸惑った様子で大鳥居に向かう姿がありました。

18日から休業しているという地元のもみじまんじゅう店の方に話を聞くことができました。「いつもよりゆっくりとあんこの仕込みをしながら、きょうからはしっかりと休んで、何よりもサミットの成功を祈りたい」と話してくれました。

宮島は、18日正午から立ち入りが規制され、20日(土)の午後2時まで50時間入ることができません。

一方、サミットの会場となる広島市内では、各国首脳の移動に伴う大規模な交通規制が午後から本格的に始まります。

広島市に工場があります自動車メーカーのマツダなど18日からサミット終了までの期間、休業するなどしている企業もあります。また、小学校や中学校の中には休校しているところがあります。

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