町の魅力届けるっ”ちゃ” 京都の茶産地キャラがSNSでPR フォロワーも上昇中

茶茶ちゃんとインスタグラムのプロフィル画面(京都府和束町役場)

 京都府和束町のマスコットキャラクター「茶茶ちゃん」が、インスタグラムなどの交流サイト(SNS)を使った町の情報発信を始めた。新茶の季節となり、幅広い地域や世代に「茶源郷 和束」の魅力を届けようと力を入れている。

 茶茶ちゃんは、お茶を摘む茶娘をイメージしたキャラクター。町の特産品である和束茶を普及しようと、イベント出演や関連グッズにイラストで登場するなど、町のPR隊長として活動している。

 インスタグラムは3月20日に開設した。観光名所を写真で紹介し、ダンスを踊る動画を上げるなど積極的に更新する。新茶シーズンの到来を知らせる動画では、町内の茶畑を訪れ「今年の新茶は100億点の出来っちゃ」とアピールしている。

 動画投稿サイトのユーチューブにも挑戦している。小型電気自動車「グリーンスローモビリティ」を使った観光用茶畑周遊ツアーのプロモーション映像で、町の公式チャンネルで公開した。「走れ、茶茶ちゃん」と題した約2分30秒の動画。ツアー客の忘れ物を届けようと、茶茶ちゃんが車を追いかけながら石寺の茶畑や天空カフェなど観光名所を巡る物語になっている。町のホームページからも見ることができる。

 撮影や更新はいずれも、地域力推進課の職員が担当する。今月中旬の時点で、インスタグラムのフォロワーは171人、ユーチューブの再生回数は573回と少しずつ閲覧者が増えてきている。同課は「町外から訪れるきっかけになればうれしい」としている。

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