アーセナルが獲得狙うライス、トゥヘル監督熱望のバイエルンも争奪戦に参戦?

写真:Getty Images

バイエルンのトーマス・トゥヘル監督が、今夏の移籍市場でウェストハムのイングランド代表MFデクラン・ライス(24)の獲得を望んでいるようだ。

今年3月にユリアン・ナーゲルスマン監督を電撃解任し、トゥヘル監督を後任に据えたバイエルン。しかし、指揮官交代後はDFBポカールとチャンピオンズリーグ(CL)から相次いで敗退し、ブンデスリーガでも残り1試合を残して首位から陥落するなど、無冠の危機に陥っている。

トゥヘル監督は来季の立て直しを図るため、今夏の移籍市場で各ポジションの補強を希望。その中で、ドイツ『スカイ・スポーツ』によると中盤にはライスの獲得を最も望んでいるとのことだ。

ライスは24歳の若さながら主将としてチームを牽引。今季も公式戦48試合に出場して5ゴール4アシストを記録するイングランド代表MFについて、トゥヘル監督はチェルシーを率いていた時代から高く評価していたという。

ライスに対してはかねてよりアーセナルが強い関心を示し、9000万ポンド(約153億円)の移籍金を提示する予定とも報じられている。バイエルンにとっては高額な移籍金となるものの、トゥヘル監督が熱望すればクラブ上層部が獲得を決断する可能性はある模様だ。

なお、バイエルンはライス以外の選択肢も除外していないものの、一部メディアでは名前の挙がっているチェルシーのクロアチア代表MFマテオ・コバチッチ(29)、パリ・サンジェルマン(PSG)のイタリア代表MFマルコ・ヴェッラッティ(30)、ユベントスのフランス代表MFアドリアン・ラビオ(28)については、候補に入っていないと報じられている。

© 株式会社シーソーゲーム