「目が合うと食べられない」あの「ぴよりん」が“1日限定”で静岡に 早朝から行列も

名古屋の人気スイーツ「ぴよりん」が5月23日、静岡市で1日限定で販売されました。静岡県内でも話題となっている「ぴよりん」の人気の理由を探りました。

<坪内明美記者>

「JR静岡駅です。朝8時前ですが、皆さん整理券を求めて、すでに長い列をつくっています」

<行列の先頭の女性>

「焼津から始発で来て、6時から並んでいる。せっかく静岡に来るならぜひ買いたいと思って」

お目当ては、かわいらしい、ひよこ型の人気スイーツ「ぴよりん」です。名古屋コーチンの卵を使ったプリンをババロアで包んだスイーツです。

<JR東海フードサービス 萩原大介販売促進課長>

「手作りなので、表情が1つ1つ違うのもかわいさの秘訣」

普段は名古屋駅で販売されていますが、23日は「ぴよりんの遠足」と題してJR静岡駅のキヨスクで初めて販売することになりました。

<坪内明美記者>

「たった今、『ぴよりん』が静岡駅に到着しました。スタッフが慎重に運んでいます」

名古屋から新幹線でやってきた「ぴよりん」は揺れに弱く、崩れやすいため、運ぶ際には細心の注意が必要です。SNSなどでは、ぴよりんを無事に持って帰る「ぴよりんチャレンジ」が話題になっています。

<キヨスク担当者>

「みんな無事です」

早速、受け取った人は。

<先頭で並んでいた女性>

「とってもうれしいです。つぶらな瞳も目が合うと食べられなくなっちゃう、かわいいです」

<購入した女性>

「ツイッターで見ていて気になっていて、きょう地元で発売すると聞いて気になって買いに来た」

23日は、小倉バター味の「あんバターぴよりん」も初めて登場し、用意された170セットは1時間半ほどで完売しました。県内でも過熱する「ぴよりん」ブーム。この火付け役となったのは…。

愛知出身の藤井聡太六冠が2021年の王位戦で「ぴよりんアイス」をおやつに食べたことで一躍有名になりました。

<東海キヨスク商品部 企画・管理グループ 松井幸司サブリーダー>

「藤井さんが食べてから特に人気が出た。朝早くから並ぶ人もいて、すごく人気があるのを実感している」

JR静岡駅のキヨスクの入り口では、ぴよりんグッズなども6月まで販売する予定です。

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